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2011-02-07

TOEIC IPスコアレポート

TOEIC IPスコアレポート(2010)

先日受験したTOEIC IPのスコアレポートが返ってきました。スコアについてはすでに通知されていましたが、「ABILITIES MEASURED」を見てみます。

ABILITIES MEASURED (Listening)

短い会話から要点を推測できる 92%
長めの会話から要点を推測できる 95%
短い会話において詳細が理解できる 93%
長めの会話において詳細が理解できる 88%

ABILITIES MEASURED (Reading)

文書の中の情報をもとに推測できる 95%
文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる 88%
文書の中でちりばめられた情報を関連付けることができる 78%
語彙が理解できる 97%
文法が理解できる 87%

特筆すべき点としては、「語彙が理解できる」の項目が97%とやけに高いことでしょうか。今までこの項目は60%台だったのですが、一体何があったのでしょうか。以前からこの「ABILITIES MEASURED」は今ひとつあてにならない(個々の能力を評価するには問題数が不足気味なのでは?)と思ってはいますが、ここは素直にsmart.fmでの日頃の学習の成果だ、ということにしておきますかね。

あとは「文書の中でちりばめられた情報を関連付けることができる」の項目が比較的低いのがちょっと気になります。そもそもこの項目って、PartV~PartVIIのどの問題に対応するんですかね? 字面からするとPartVIIのダブルパッセージの問題あたりでしょうか。であるなら、試験当日は残り時間を間違えて、最後の方の問題を大急ぎで解いていたため、結果が悪いのもうなずけます。

TOEIC IPスコアレポート

これを書いていて、比較のために以前のスコアレポートを見ていたのですが、だいぶ前のTOEIC IPのスコアレポートも出てきたので、ちょっと紹介してみます。TOEICのIPテストは、受験できる環境にない人にとっては基本的に受験機会がないため、公開テストのスコアレポートは見慣れていても、IPテストのスコアレポートは新鮮に見える方もいらっしゃるでしょう。私は逆で、IPテストはさんざん受けていますが、公開テストはあまり経験がありません。

TOEIC IPスコアレポート(2006)

これは2006年のものです。TOEICは2006年5月にリニューアルしましたが、IPテストはしばらく旧方式のままでした。そのため、2006年の7月に受けたIPテストのスコアレポートにはABILITIES MEASUREDなどの分析はありません。単にスコアが書かれているだけです。

この頃は、Nintendo DSの「えいご漬け」が出た頃で、発売日に買ってから半年ほど毎日やっていました。それまで400点前後の点数だったのですが、けっこう効果があるものだなと思いました。その半年後のIPテストではさらに点数が跳ね上がってびっくりしました。「毎日やる」ことの重要性を感じたのはこの時期です。

TOEIC IPスコアレポート(2005)

こちらは2005年のものです。TOEICのロゴが現行のものと違っていますね。この頃は、試験前に市販のTOEIC模試をやるくらいはしていましたが、普段は何も英語の勉強をしていませんでした。試験直前に模試をやってみては、その難しさにため息をついていたものです。

TOEIC IPスコアレポート(2005)

手元に残っているもので最古の2002年のものです。写真では分かりにくいのですが、縁にミシン目が入っていて切り離されています。紙質も悪く、印刷も適当な感じです。その他にも、以前は「スコアロースター(受験者全員のスコア一覧表)」を短冊状に切り分けて、自分の成績が記載された欄の紙片を渡されたこともありました。

というわけで、英語の勉強を本格的に始める前にTOEICを受けておくと、その後の実力のアップが数字で分かるのでおすすめです。私自身いまだに英語の能力が上がった実感があまりわかないのですが、こうやって点数で表されると少しは英語が上達したのかなという気になります。私もかつては、TOEICで800点とか900点とかを取る人は英語ペラペラなんだろうなー、なんて思っていました……。

2011-01-23

2010年度 英検準1級(第3回) ~ TOEICに慣れた視線から見た英検の感想

今日は英検準1級の一次試験を受けに行きました。TOEICは(IP試験で)さんざん受験したことがありますが、いわゆる「英検」を受けたのは非常に久しぶりで、なかなか新鮮でした。解答用紙にアンケートのようなものがあって、「過去に合格した級」をマークする欄があったのですが、「そういえば、かつて若かりし頃に3級を受けたっけなあ」などと思いつつマークしました。というわけで、TOEICに慣れた視線から見た英検の感想についてまとめておきます。

まずは筆記問題です。大問1の語彙問題ですが、過去問題で何度か挑戦していたので重々分かってはいたものの、やはり難しい……。TOEICではお目にかかれない単語がいろいろ出てきます。よく分からなかった問題には(後で見直すために)問題用紙に「?」マークを書いていたのですが、今見ると25問中13問に「?」がついていました。結局、後から見返す時間なんてなかったのでそのままにしましたが。

大問2の読解問題(空所補充)は、現行のTOEICで言うとPart VIにちょっと似ています。ただし、TOEICでありがちな一目見て答えがわかるような文法問題はありませんし、文章量も多いので、ちゃんと文章を読んで内容を把握する必要があります。

大問3の読解問題(一致選択)がかなり大変で、TOEICのPart VIIの長めの文章よりもさらに長い文章で、かつ中身のある文章なので、読むのに相当苦労しました。TOEICのPart VIIでは「問題文を先に読んで、それから本文を読む」という有名なテクニックがあり、これは英検の読解問題でもそれなりに有効ではありますが、英検の大問3の場合、問題の選択肢自体も長めの文章が並んでいるのが地味にきついところです。ここは配点が各2点なので重要です。

大問4の作文問題は、普段英文を書く際に、辞書サイト・翻訳サイト・Google先生にいかに依存しているかを思い知らせれました。気の利いた言い回しの一つも使いたいところですが、適切な表現が頭の中から出てこず、仕方なく相手のメールに書いてある表現をそのまま流用してごまかしてみたり。

作文の内容を問題用紙に書き写す時間がなかったので詳しく覚えていませんが、「ペットを捨てるのはなぜだと思う?」みたいな話については「昨今の不況で経済的な余裕がなくなったため」みたいな理由で文章をでっち上げました。過去問題をやった際に何度か作文もしたわけですが、何かにつけて「(不況の影響で)カネがないため」というのを理由にして文章を書いていたので、今回もその方向に無理やり持っていきました。

筆記試験の全問題を解き終わったところで残り時間が10分弱しかなく、あわててリスニングパートの「下見」を始めました。TOEICと違ってリスニングとリーディングの順番が逆なので、筆記試験を早めに終わらせてリスニングの準備をするというテクニックがメジャーなようです。もっとも、英検のリスニング問題は(TOEICとは違って)問題文が印刷されていない(選択肢だけしか印刷されていない)ので効果は限定的ですが、それでも4つの選択肢を見ればある程度は話題の予想はつきます。

リスニングのPart1は、旧制度のTOEICのPart IIIにちょっと似ています(旧TOEICでは、たしか1つの会話につき1問でした)。とはいえ、TOEICと比べると会話が長いし、問題文が印刷されていないのでそう楽ではありません。

Part2はTOEICのPart IVに似ていますが、読み上げられる文章はかなり長いし、1つの文章につき2問あるし、例によって問題文は印刷されていないし、かなりきついパートです。ここが準1級で最も大変なところだと思います。私はここでかなり勘頼みのマークを強いられるはめになってしまいました……。

Part3はTOEICにはないタイプの問題で、実生活でありそうなシチュエーションの元でアナウンスが流れ、適切な行動をとるための選択肢を選ぶというものです。各問題の前に状況を把握するための時間(状況説明の文章を読むための時間)が10秒与えられるのと、アナウンス(問題文)自体がさほど難しくないことも相まって、少なくともPart2よりはだいぶ簡単です。にもかかわらず、このパートは配点が各2点もあるのは解せないところです。もっとも、私は少なくとも1問(下手すると2問も)間違ってしまったのですが……。

正解発表は月曜日の午後とのことなので、後ほど答え合わせと間違った箇所の復習をやろうかと思います。問題用紙を持って帰れるというのは英検のいいところですね。

2011-01-08

TOEIC IPの結果

去年11月に社内英検(TOEIC IP)を受けていたのですが、ようやく結果が判明しました。

LISTENING 455
READING 430
TOTAL 885

「700点台後半を中心に±50点あたりかな」と予測していましたが、予想を大きく上回るスコア。一年前の785点からきっかり100点のアップです。

これで860点を超えたので、TOEICの定めるところの「レベルA: Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」に到達したことになります。言うまでもありませんが、現状では「Non-Nativeとして十分なコミュニケーション」なんてできやしません。

スコアが上がったのは嬉しいことは嬉しいのですが、問題を解いているときの感触と実際のスコアとの間にかなりのギャップがあって、やや困惑気味です。TOEICのスコア算出方式はいろいろ複雑なようですが、今回の885点というスコアからすると、全問題のうち9割くらいは正解していることになるかと思います。しかし、実際に問題を解いている際、特にリスニングで、会話の内容がきちんと理解できて確信を持って回答できている問題数は半分程度であるのが実情です。正直なところ、ここ最近はTOEICで点を取る技術ばかり上達しているように思えてなりません。

世の中のTOEIC860点くらいのスコアの方は、だいたい何割くらいの問題を自信を持って回答できているものなのでしょうか? ちょっと気になるところです。