2011-04-17

Monster surprised you.

たまには趣向を変えて、ゲーム(video game)の話を。自分のアイコンにこんな画像 を使っているのでお分かりかもしれませんが、私はそれなりにゲームが好きです。そして、これもアイコン画像から想像がつくかもしれませんが、昔はゲーム好きだったものの、最近のゲームにはあまりついていけていない類の人間です。(ちなみにこのアイコン画像は、ファミコンの「ドラゴンクエストII (1987, エニックス)」に登場するキャラクターのドット絵です)

さて、ゲームと並んで、ここ数年で私の中で興味のあることの一つとして「英語学習」が挙げられますが、ゲームと英語学習といえば、私の中ではファミコン版「Wizardry」が思い浮かびます(非常に有名なゲームなので説明は割愛)。このゲームはアメリカのゲームで、当然ゲーム内の文章は英語なのですが、ファミコンに移植された際に「日本語/英語のメッセージ切り替え」というフィーチャーがサポートされました。これを意識してか、ファミコン版Wizardryのパッケージや広告には「このゲームは、13歳以上の方に特にオススメします。Ages 13 to adult.」というフレーズが書かれており、妙に意味深な雰囲気があったのを今でも覚えています。

で、当時私も「13歳以上」である中学生の頃にこのゲームにはまったわけですが、「英語モード」の文章は、中学生の英語力ではまったく太刀打ちできませんでした。それでも、日本語モードと照らし合わせることで「“piety”というのは“信仰心”という意味か」みたいな感じで(非常に偏った方面の)ボキャブラリ増強につながった……かもしれません。

しかし、ちゃんと辞書を引いて調べていたわけではないので、間違った理解をすることもしばしばでした。英語モードでは、敵から先制攻撃を受ける際に「MONSTER SURPRISED YOU」というメッセージが表示されるのですが、これを見ててっきり「surprised」というのは「先手を取る」とか「機先を制する」といった意味なんだろうとしばらく思い込んでいました。後から「surprise」の本当の意味を知ったときには文字通り驚いたものです……。

Wizardryの画面写真(わざわざファミコンをひっぱり出してきて撮影しました)

今あらためて見ると、「THE MONSTERS SURPRISED YOU.」の方がしっくりくる気がしますが、どうなんでしょうね? 日本人にとって、冠詞や複数形についての感覚を理解するのは難しい……。

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